漢方では全身の状態を診て治療方針(治法)を決めます。その際、ご本人の主訴を重視しますが、ご本人の不調とは一見関係なさそうな質問をする場合があります。
また、病院で治療を受けている方は、この治療の妨げとならないよう治療の内容についてもお伺いします。服用中の薬がある場合は、飲み合わせも確認させていただきたいので「お薬手帳」を持参してください。
主訴や自覚症状の他に、体質や生活習慣などについてもお尋ねします。
舌診といって、舌の形や色を見せていただき、状態を把握します。
現在の病状や既往歴、服用中の薬があれば、教えてください。また、検査データなどがあれば確認します。
集めた情報を整理して、八鋼弁証、臓腑弁証、気血水弁証などにより、不調の原因を見極めます。
治療の方針をたて、処方(漢方薬)を選定します。併せて、養生法についても提案します。
漢方では、気・血・水が過不足なく巡っている状態を健康と考えます。
「気」 生命エネルギー
「血」 血液・栄養分
「水」 体液・潤い
このバランスが崩れると様々な不調をきたします。
不足していたら補う、滞っていたら巡らせる、というのが漢方治療の基本になります。
気・血・水というワードは、相談において必ずでてくるので、覚えてくださいね!
漢方薬・生薬認定薬剤師
薬日本堂 漢方スクールで中医学を学ぶ
漢方養生指導士 上級スタイリスト・薬物学マスター認定
日本中医薬研究会
日本薬局製剤研究会
日本フラボノイド研究会